映画 見えない目撃者
交通事故をきっかけに弟と、視力を失ってしまった元敏腕警察官が連続少女殺人事件を追う話。
一つでも感覚が鈍ると、他の感覚が鋭くなるという話を聞いたことはある。彼女の場合は視覚情報の代わりに、聴力や嗅覚からありとあらゆるから情報を集め、そこから推理をしていた。その推理はとてもハンディを負っている者によるものだとは想像し難いほどであった。
そして何より、吉岡里帆の迫真の演技であった!!視覚障害者の特徴を本当によく捉えていた。
また印象的だったのは、駅のホームで迫りくる犯罪者に対して、ケータイの電話を利用し、逃げ切ろうとする場面である。
見えない恐怖と常に戦い、知恵を絞り、果敢に挑む姿はとても勇敢であった。
何かを失ってしまったとしても、踏み出す勇気をなくしてはいけないと思えた作品であった!!!