ドラマ Nのために


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物語の序盤は、島での生活がメインである。とにかく杉下が健気すぎる、、あんなだめ母親のもとでよくたくましく生き抜き、島を抜け出せたな。鳴瀬が出向するときに叫んだ、頑張れという叫び声は、見ている視聴者と杉下本人を鼓舞するためのものだと思った。杉下があれだけ頑張れたのは、鳴瀬の助けがあったからこそであり、そんな鳴瀬を守るために、杉下は嘘をついてしまう。

 

このドラマの感想を一言で述べるとすれば、登場人物のほぼ全員が歪んでいるというところだ。それぞれにとって大切なNを守るために嘘をついたり、時には殺してしまったりもして、自分自身を犠牲にしてしまう。それだけ自分が苦しい思いをしても、相手を守りたいというのがこの話の最大のテーマである愛なのだ。

自分を大切にしたうえで、相手を大切にすることがこの世の真理のように思っていたが、少し見方が変わった。

だって、現実だったらあのときチェーンかけなければ!!とか思っちゃうし、言っちゃうじゃん!!

 

[かっこよかった人!!]

鳴瀬くんは最初から最後までかっこよかった!一番まともで、かっこいい男であった。杉下の病気を知ったときも、病気のことは一切告げずに、ただ一緒にいようと言ってくれる優しさがとても胸にしみた。

 

[印象的だったシーン]

それと、島でよく二人が野望について話していたシーンもとても良かった。

自分が昔抱いていた野望について思い出すきっかけにもなった。

全部叶えられなくとも、幸せだと感じられるならきっといい人生なのだろうなと、杉下を見て思った。