映画 人生、ここにあり!


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リアリティある精神科施設での実話をもとにした話。

どんな人間も(能力などの違いがあれど)対等に扱ってほしいものだと改めて感じた。

ネッロが一人ひとりの名前をきちんと覚えて、親しみを込めて話しかけている場面がとても印象的だった。

 

一人ひとりが自分らしくそして、人間らしく生きていけるように、仕事をし給料をもらうだけでなく、お金の使い方も自分たちで決める。アパートを借りて、家具まで揃えた。

近所に住む若い女性たちが彼らをバカにしたような目で見るシーンでは嫌な気持ちがしたが、時間が立つにつれ彼らがみんなで仲良くフットサルをやっている場面を楽しそうに羨ましそうに見ている女性たちに変わっていったように思えた。

仕事も私生活も順調にすすんでいき、次はなんと娼婦まで買ってしまう。最初は娼婦に嫌なこと言われないかなとかいらぬ心配をして勝手にドキドキしていたが、帰りのバスで彼らがとても満足そうに、陽気に歌う姿を見て安心した。やっぱり障害者だって3大欲求満たしたいよね。

 

ジージョが自殺したことで、再び現実に引き戻された。息子を守るためにお母さんが出てくるのもすごくわかるし、自分らしくいきたい、好きな人とデートしたいのもすごくわかる。自分が親だったら、子供の意思を尊重してやれるのかな、、難しい、、、

それにジージョの彼女もすごくいい人だった。

 

最後。サラがまじいい女!!!

こんな女性になりたいわよ!

ジージョが自殺したのは自分のせいだと塞ぎこむネッロに対して水をかける。

こんなことでもう私は逃げたりしないわよ!!!絶望している時間はないんじゃないの!と目を覚まさせてくれた。

ネッロは自分の仕事に夢中で、サラの授賞式に行けなかったり、二人の住まいまで寄せ木張りの練習に使わせたりとめちゃくちゃ巻き込んでいたのに、、、ほんと素晴らしい彼女😭😭😭😭