映画 ちょっと今から仕事やめてくる
ブラック企業で働くたかしが、一時は自殺まで図るが、山本との出会いを通して、仕事をやめることを決意するという話である。
ここで死んだら楽になれるという、短絡的な考えでふらっと電車のホームから落ちようとするたかしに少しだけ共感してしまった。もし自分が電車通勤になって、仕事で追い込まれることになったら、、、、?想像して寒気が走った。
好きでやっている仕事でも辛く感じることは多いのに(最近はこれでもだいぶ減ったが!)好きでもない仕事だったら辛さは倍増しそうだ。そりゃ死にたくもなるだろう、、、。
そして印象に残ったシーンは2つ。
1つ目は、星空を見上げながら子供と山本が話をしているシーン。家族をなくしてしまい、自分も死にたいと言う男の子に対して、生きることは希望を持つこと、希望はたまに見えなくなったりするだけで、ちゃんとあると山本が返す。
2つ目は、たかしの一家が田舎に引越したはいいものの、生活が苦しくなったが、一家心中を思いとどまった理由。それは、たかしがどんな大人になるか見たくなったというもので、つまりこの一家にはたかしが希望であったということである。
ちゃんと近くに希望はあるけど、時に人はそれを見失ってしまうから、見失ったらゆっくり時間をかけてまた探せばいいのだと思った。