映画 彼らが本気で編む時は
生田斗真が初の女装。
女性以上に女性らしく、包容力のある役柄だった。この映画のために生田斗真は、日本舞踊や歌舞伎の女形を参考にしたらしい。きっと多くの準備をしたのだろう。本当にきれいだった。
最も印象に残ったのは、怪我したときに病院の男性部屋に入れられてしまったシーン。性的マイノリティの人たちは、生きていくうえで理不尽なことが圧倒的に普通の人より多い。リンコの代わりにちゃんと講義するヒロシの姿はとっても素敵だった。
そして、怒りでやりきれないときは、こうやって編むの。といって、男性器の供養のためと、108個の性器に見立てた編物を完成させる。
誰かにとって居心地が悪くて、強かに生きていかなければいけないのはつらい。
ハートネットTVでも言ってたけど、社会で困難なことが起きたときに真っ先に被害を被るのは、脆弱な人たち。
だけど、リンコの周りにいる人たちがもう、あたたかいの!!
小学生の姪っ子にリンコを傷つけたら本気で許さないからねというリンコ母たくましい!!りんこの母がこの人で良かった!と思った。